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果たして、食いつきが良い餌が　安心安全…だろうか。


まず、犬が食いつき悪くなる時は　体調不良(病気前兆)の時である。


餌の食べっぷりがイマイチ(悪い)のであれば、健康診断をまずするべき。

それで、どこも悪くなければ　間食と運動の質を見直す。

大概、間食(おすそ分け、おやつ、拾い食い、トッピング等)が原因である。


散歩を運動と勘違いしている風潮だが、散歩を排泄タイムにしている飼い主さんがほとんど。
散歩は排泄タイムではない。
散歩は、気分転換(リフレッシュ)でしかない。
運動とは別物である。
はっきり言って運動は室内でもできる。
人間のウォーキング姿を時々見かけるが、あんなゆっくり歩いていて果たして運動になるのだろうか…
犬の散歩姿も同じである。


そして、肥満。
犬は自ら肥満になる生きものではない。
自ら肥満になる生きものは人間だけ。
犬はぜい肉を嫌う。バランスの崩れたみっともない体型を犬は嫌うのだ。
犬は人間によって肥満になっている。愛玩犬がゆえに。


食べが悪い、食べ渋る行為は、犬が「肥満になりたくない！」と悲痛の叫びなのだ。

犬の出すサインを見てあげてほしい。

「最近、ドッグフードをあんまり食べない。」と言う飼い主さんの犬は　適正体重をキャパオーバーしている。
そりゃあ、犬がサインを出すはずだ。

犬が肥満になったのは、ドッグフードのせいだ！と矛先を向けるが、
ドッグフードが原因で　肥満にはならない。
肥満の原因は、ドッグフードではない。

ドッグフードは、総合栄養食。
きちんと栄養管理されたものなのだ。
(あぁ、人間にも総合栄養食が欲しいー！)
これが、原因で肥満になるわけがない。


そうそう、避妊去勢手術も肥満の原因にはならない。

獣医師は、犬育ての達人ではない。獣医師は、治療の達人でなければならない。
最近、この点がずれている。
獣医師は、つべこべ言わず目の前の治療に専念してほしい。
と思う今日この頃である。

(;´д｀)ﾄﾎﾎ…